【柴門ふみ】娘のリメイク服「貧乏くさい」とけなすママ友に何と言い返す? – スポーツ報知

手芸が趣味で、幼い2人の娘に夫や両親の服をリメイクしたスカートやワンピースを着せていたところ、ママ友みんなが褒め、それがうれしくてさらに作り続けた。ところが最近引っ越してきた新しい知り合いに「貧乏くさい」と言われ、怒りが湧き起こりイライラが収まりません。そんなトピを見つけました。

ファッションや髪形についてのネガティブなコメントは、よほど親しい間柄でも、しこりを残すことが多いです。家族であっても、子供が思春期なら口出ししない方が無難です。

最近古着が 流行(はや) っています。若い子が着こなすとおしゃれだと思います。若いピカピカの肌には、少しよれっとした服の方があか抜け感を演出するのだと思います。

一方肉体にシワが寄っている年代は、アイロンがピシッとかかった服の方が品よく粋に見えます。中高年が古着を着ると「古」の2乗になり、より老けて見える、というのが私の持論です。もっとも私のこの考えは、古着好きのオバサンの前では怖すぎて絶対口にできませんが。

トピ主は、ママ友から「すごーい、上手、かわいい」と言われ(社交辞令っぽいですが)、得意になり自分のファッションセンスに自信があったみたいです。そのため、「貧乏くさい」と言われたことに余計腹が立ったのだと思います。相手に言い返す言葉を教えてほしいと、相当恨みをため込んでいる様子です。

ファッションにこだわりのない親しい間柄の人には、割と何を言っても平気です。しかしこだわりと自信を持っている人には、その一言が命取りになる場合があります。人がどんな服を着ようと、どんな髪形をしようと、本人が好きでやっているのだから何も言わないのが一番なのです。(漫画家 柴門ふみ)

(2024年11月11日 大手小町掲載)

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *