漫才日本一決定戦「Ｍ―１グランプリ２０２４」の決勝が２２日午後６時半からテレビ朝日系で生放送された。今大会は２００１年の大会開始以降、史上最多１万３３０組のエントリー。史上初の連覇を狙う令和ロマンをはじめ、エバース、真空ジェシカ、ジョックロック、ダイタク、トム・ブラウン、バッテリィズ（初）、ママタルト、ヤーレンズ、敗者復活・マユリカの１０組で争われる。

４年連続の決勝舞台に３番手で登場の真空ジェシカは下ネタもまじえた町内会ネタで笑わせ、合計８４９点の高得点をマークした。

審査員の山内健司は「１個１個のボケびとがり方がエグくて、全部が強烈な右ストレート。言いたいことを全部言っているなと。しいて言えば全体を通してつながりがあったら、もっと入れたかったんですけど、それでも強烈なパンチでやられました」とうなった。

博多大吉も「全部面白くて。令和ロマンと差は付けないとと思ったので、真空ジェシカを上にしました。見るたびにうまくなっている。二人の技術がものすごい」と称賛した。

▼審査員：石田明（ＮＯＮ　ＳＴＹＬＥ）、海原ともこ（海原やすよ　ともこ）、柴田英嗣（アンタッチャブル）、哲夫（笑い飯）、博多大吉（博多華丸・大吉）、塙宣之（ナイツ）、山内健司（かまいたち）、礼二（中川家）、若林正恭（オードリー）（※五十音順）。

◆真空ジェシカ　プロダクション人力舎所属。２０１２年コンビ結成。ガク（がく）。１９９０年１２月３日、神奈川県出身。３４歳。１７２センチ、７１キロ。川北茂澄（かわきた・しげと）。１９８９年５月２３日、埼玉県出身。３５歳。１７２センチ、５５キロ。今回で４年連続４度目のＭー１決勝進出。