あの胸熱ドラマのモデル校、新校名で初の花園へ 「泣き虫先生」も涙

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清水謙司

全国大会に向けて練習する京都工学院高のラグビー部員たち=京都市伏見区、清水謙司撮影

27日に大阪・花園ラグビー場で開幕する全国高校ラグビー大会に、名門の赤黒ジャージーが久々に帰ってくる。青春ドラマの金字塔「スクール☆ウォーズ」のモデルになって花園を4回制覇した伏見工を前身とする京都工学院だ。新しい校名での出場は初めてで、100回を超す大会で新たな伝説へ踏み出す。

日が落ちた冬のグラウンド。京都工学院ラグビー部の選手たちが白い息を吐きながら練習を続けていた。「信は力なり」。ボードに記された言葉は、伝統のチームを象徴するスローガンだ。監督として1980年度の全国大会で初優勝に導くなど、伏見工を育てた山口良治さん(81)が言い続けた。情熱的な指導で「泣き虫先生」でも知られた山口さんたちをモデルにしたスクール☆ウォーズにも登場する。

いまのチームを率いる大島淳史監督も「試合に出るメンバー、出られないメンバーが一つになって信じ合えているのかどうかは大きい」と語る。2000年度に伏見工が3回目の全国優勝を果たしたときは主将だった。恩師・山口さんの信条を胸に刻んで指導にあたっている。

京都工学院は伏見工と洛陽工…

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