ド軍に待つ1500億円の“負債” また大物に採用で膨れ上がる後払い…広がる懐疑的な声

エドマン、スネルと後払いが含まれる契約を結んだドジャース

ドジャースは今オフ、後払いの契約形態で2選手と契約を結んだ。ジャイアンツからFAとなっていたブレイク・スネル投手と5年1億8200万ドル(約272億円)で契約に合意。米全国紙USAトゥデイのボブ・ナイチンゲール記者によると後払い金額は6200万ドル(約93億円)にのぼるという。ドジャースでは複数選手との契約で使われている“後払い”は、総額10億ドル(約1496億円)を超える金額だ。

11月29日(同30日)、トミー・エドマン外野手と5年7400万ドル(約110億6700万円)で契約延長に合意。米スポーツメディア「ジ・アスレチック」のドジャース番、ファビアン・アルダヤ記者によると、エドマンは2500万ドル(約37億3900万円)が後払いで、10年間にわたって支払われる予定だという。

昨年12月に10年総額7億ドル(約1047億円)で加入した大谷翔平投手は97%が後払いで、計6億8000万ドル(1017億円)が10年契約終了後に支払われていく。ムーキー・ベッツ内野手は1億1500万ドル(約172億円)、フレディ・フリーマン内野手は5700万ドル(約85億2500万円)、スネルが6200万ドル、ウィル・スミス捕手は5000万ドル(約74億7800万円)、そしてエドマンが2500万ドルとなり、計9億9200万ドル(約1484億円)が後払いだ。

また昨オフに1年2350万ドル(約35億円)の契約を結び、今オフFAとなったテオスカー・ヘルナンデス外野手についても、1500万ドル(約22億円)を年俸として受け取り、残りの850万ドル(約13億円)は後払いで受け取る内容となっている。

後払いはMLBの労使協定正式に認められており、フランシスコ・リンドーア(メッツ)や、過去にイチロー氏もこの契約を結んでいる。しかし、ドジャースほど採用しているチームは少なく、今オフまた後払い契約が増えたことで懐疑的な声も挙がっている。

(Full-Count編集部)

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