南こうせつさんの胸元にブルーリボンバッジ、紅白歌合戦 「その心に感動」「発信に感謝」

紅白歌合戦で熱唱する南こうせつさん。右胸元にブルーリボンバッジを着けた=令和6年12月31日午後、東京都渋谷区のNHKホール(岡田亮二撮影)

昨年12月31日夜に放送された「第75回NHK紅白歌合戦」で、往年の名曲『神田川』を披露した南こうせつさんの胸元には、北朝鮮による日本人拉致被害者の救出を願う「ブルーリボンバッジ」が着けられていた。南さんは被害者家族の理解者で知られ、「その心に感動した」などとSNSなどで静かに反響を呼んでいる。

南さんの歌は、北朝鮮に拉致された日本人にも愛されていたという。拉致被害者の地村保志さんや蓮池薫さんは平成14年に帰国した後、それぞれ『神田川』をカラオケで歌ったり、家族だんらんの場でギターで弾き語りしたりしていた。南さんも蓮池さんをコンサートに招くなどして拉致被害者家族らと交流するようになり、政府主催の「拉致問題を考えるみんなの集い」に出席し『ふるさと』を歌うなど支援を続けてきた。

松原仁元拉致問題担当相(無所属)は1日、X(旧ツイッター)に「影響力の大きい紅白歌合戦。南こうせつさんの発信に感謝です」と書き込んだ。

南さんの紅白出場は平成9年以来27年ぶり。32年ぶり出場のイルカさんと並び、2人で『神田川』と『なごり雪』を熱唱した。

南こうせつとイルカは往年の曲

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