大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」人物相関図(C)NHK
横浜流星が主演するNHK大河ドラマの第64作「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)~」が5日(日)にスタートする。18世紀後半の江戸を舞台に、版元(出版人)として人気作を次々と出版した「蔦重」こと、蔦屋重三郎(つたや・じゅうざぶろう)が主人公。脚本はオリジナルで、大河ドラマ「おんな城主 直虎」(2017年)や〝男女逆転〟の「大奥」(23年)を手掛けた森下佳子が担当する。〝江戸のメディア王〟とも称される蔦重は黄表紙や洒落本、狂歌本、錦絵などの出版を通じ、山東京伝や葛飾北斎、喜多川歌麿、滝沢馬琴といった文化人を世に出した。正体が謎とされる浮世絵師・東洲斎写楽を仕掛けたのも蔦重だ。写楽については、現在は蜂須賀家お抱えの能役者とする説が有力視されているが、ドラマではどのように描かれるのか。商才あふれる蔦重のアイデアマンぶりにも注目だ。
※毎週日曜11時に当日放送回のあらすじを写真とともに紹介します。
第1回「ありがた山の寒がらす」あらすじ
江戸三大大火の一つに数えられる「明和の大火」(明和9年=1772年)から1年半、「蔦重」こと蔦屋重三郎(横浜流星)は、茶屋で働く傍ら貸本業を営んでいた。ある日、幼なじみの吉原の花魁・花の井(小芝風花)から、以前世話になった女郎・朝顔(愛希れいか)に届けものを託される。そこで吉原の場末である浄念河岸の「二文字屋」を訪れると、環境は劣悪だった。さらにそこには、ひどく衰弱した朝顔の姿があった。
花の井(小芝風花)=手前左=と蔦屋重三郎(横浜流星)=同右(C)NHK
大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」
NHK総合(日)午後8:00~8:45ほか ※初回は~午後9:00
NHK BS/NHK BSP4K(日)午後6:00~6:45ほか ※初回は~午後7:00
作:森下佳子 演出:大原拓、深川貴志、小谷高義、新田真三、大嶋慧介
出演:横浜流星、安田顕、小芝風花、宮沢氷魚、中村隼人、石坂浩二、片岡愛之助、高橋克実、里見浩太朗、渡辺謙ほか
朝顔(愛希れいか)=左=と蔦屋重三郎(横浜流星)(C)NHK
(TVnavi)