女性との性的関係を巡り、議会を解散した大阪府岸和田市長。妻とともに会見を開きましたが、波紋が広がっています。 ■岸和田市長“妻も同席”会見も波紋 岸和田市 永野耕平市長(46) 「なんで妻、同席かというと、今回の事件についてはですね、当初から夫婦で対応しておりました」 その言葉通り、隣にいるのが市長の妻・紗代さん(38)でした。同席の理由を本人は…。 永野市長の妻 紗代さん 「事実じゃない報道ばかりでしたので。とにかく悪いこと(性加害)は全くしていないと思っていました」 永野市長は政治活動で関わった女性から性的関係を巡る訴訟を起こされ、解決金500万円を支払うことなどで和解が成立。女性と不倫関係にあったこと自体は市長も認めています。 永野市長の妻 紗代さん 「(Q.不倫をしていたという事実について?)それは家庭内の問題なので」 市民(70代) 「(妻の同席)子どもみたい。親が付いているみたい」 「1人でも自分の味方がほしいという気持ちになったのでは」 岸和田市 永野耕平市長 「一応あれなんですけど、(妻には)許してもらってはない」 不倫はあったが、性加害はなかったと主張する市長側。一方で性被害を訴えた女性側は、これまでにこうコメントしています。 性被害を訴えた女性のコメント 「泣きながら拒絶する私を立場や権力を乱用し、恐怖でおさえつけ、逃げられないようにすることが同意なのでしょうか」 この女性問題を巡って不信任決議した市議会を24日、市長は解散しました。 岸和田市 永野耕平市長 「不倫したことがイコール政治家として資格がないということにはならない」 この市長の判断を市民はどう受け止めているのでしょうか。 市民(70代) 「責任を認めてない感じ。市民のために素直になって」 市役所によりますと、25日昼までに400件以上の電話やメールが寄せられ、その9割が市長に批判的な意見だったといいます。 新たな市議会によって再び不信任を突き付けられた場合は市長は失職となり、市長選挙が行われます。 岸和田市 永野耕平市長
「(Q.家庭の中で一番近い人とした約束を守れない人が市民との公約を守れるのか?)それを気になって投票されないということになって、僕が落選したら市長でいられなくなるということ」