宮田裕介
2025年のNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)~」(日曜夜8時、森下佳子脚本)が5日、始まる。主人公は、江戸文化の流行の最前線を作り出した出版人・蔦屋重三郎(つたやじゅうざぶろう)(1750~97)。喜多川歌麿や東洲斎写楽の浮世絵を世に送り出したことで知られる。蔦重を演じる横浜流星が、大役を務めることについて、思いを語った。
中学生の時に極真空手で世界一になったことがあり、武人のような堂々とした立ち振る舞い。若い世代に絶大な人気を誇り、俳優としても、心身の充実感を漂わせる28歳が、江戸文化の仕掛け人・蔦屋重三郎を演じる。
映画や民放ドラマの主演などキャリアを重ねてきたが、これまでNHKの作品に出演したことがなかった。いきなりの大河の主演に、正直に胸の内をこう明かした。「なぜ、自分を選んでもらえたのか、今でも疑問に思っています。ただ、選んでいただいたからには責任と覚悟を持って作品を届けたい」
「烈車戦隊トッキュウジャー」から10年 共通点は
遊郭・吉原で生まれ育った蔦重は、文化人をつないで斬新な企画を立ち上げる編集者であり、新たな才能を育てる名プロデューサーであり、堅実な経営者でもあった。
「一番の魅力は、自分ではな…
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この記事を書いた人
宮田裕介
文化部|メディア担当
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専門・関心分野
メディア、放送行政、NHK