7日に発生したアメリカ・ロサンゼルスの山火事が拡大し、これまでに高級住宅地が全焼するなど、5人が死亡、1000棟以上の建物が全半壊と被害が出ている。10万人以上の住人に避難命令が出されており、現地在住のアーティストYOSHIKIさんは避難したことを報告。LAに活動の拠点を移したゆりやんレトリィバァさんも、無事を伝えている。火災の発生から一夜明け、イット!は現地で自宅から避難した日本人を取材した。 【画像】火の手は勢いを増し、セレブたちが住む高級住宅地まで達した
7日午前中に発生したこの火災は、「サンタアナの風」と呼ばれる乾いた風により、炎が勢いを増して被害の範囲が拡大した。 ハリウッドスターなども住む高級住宅街「パシフィック・パリセーズ」など合わせて6つの地区に火の手が広がっている。 現地では10万人以上の住民に避難命令が出ている。 自宅が全焼した人は「私たちは昨日、子供たちとペットを無事に避難させ、持ち出せるだけのものを持ってきょう戻ってくるつもりで家を出た。燃えてしまうなんて想像もできなかった」と話す。 また、避難した女性は「これって現実なの!億万長者の…3000万ドル、4000万ドル、5000万ドル、1億ドル（約158億円）の豪邸がなくなっちゃったのよ!全焼よ!破滅だわ…」と嘆いていた。 避難途中に、「私の娘がいるのよ!放してよ!」とパニックで叫ぶ住民の姿も見られた。
現地で大富豪のアメリカ人の夫と住む、日本人のチトー章子さんも被害に遭っていた。 チトー章子さん: 1秒でも早くここから出たほうがいいと思った。家の門を出たところで、火が直前に迫っているのが見えた。ガレージのドアを開けた途端に焦げる臭いがした。 イット!は以前、章子さん夫妻の自宅を取材していた。 トイレだけで22個あるという豪邸だ。 チトー章子さん: 私のメインの家は大丈夫だったということが分かっている。ただ、ゲストハウスとかプールとかテニスコートとか、その辺が大丈夫かというのは分からない。木とかお花とかそういうものはダメージはすごく受けている。
