今季リーグ最多15勝、4年ぶりのMVP…海外FA権でメジャー移籍へ
巨人は30日、東京ドームで「ジャイアンツ・ファンフェスタ2024」を開催した。海外フリーエージェント(FA)権を行使してメジャー移籍を目指す菅野智之投手も参加した。大歓声を浴び「普通に嬉しいです。こうやって後押しもしてもらって……はい。しっかりやらなきゃいけないなという気持ちになりました」と力を込めた。
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10月5日に今季終了後に海外FA権を行使してメジャー移籍を目指す意向を表明。「球団には自分の意向を伝えさせてもらった。僕自身、向こうでプレーする気持ちでいる」。11月14日にFA権を行使した選手として公示され、15日から各球団と交渉できることとなっている。
巨人のユニホーム姿は最後になる可能性もあるが「引退するわけじゃないので。ユニホームが変わってもやるべきことは変わらないので。しっかりジャイアンツ代表として恥ずかしくないピッチングができるように準備したいなと思います」と語った。
思い出を問われると「そういうのを考え始めたら、また色々込み上げてきちゃうので。今日は単純にね。ユニホームを着てチームメートと一緒に交流して、ファンの皆さんの前に出るのも最後になるとわかっていたので。自分ができる限りのファンサービスができたと思います」と胸を張った。
菅野は2020年シーズン後にポスティングシステムでメジャー移籍を目指したが、契約合意に至らず巨人に残留した。今季はリーグ最多15勝(3敗)を挙げ、防御率1.67。4年ぶりのセ・リーグ優勝に大きく貢献し、2020年以来4年ぶり3度目の最優秀選手(MVP)に輝いた。「1番の巨人ファンで。やっぱりジャイアンツが大好きなので。ジャイアンツが来年、日本一になれることを心から願っていますし、僕も頑張ろうと思います」。“別れ”を惜しみながら、声を絞り出した。
(Full-Count編集部)