韓国で旅客機が着陸に失敗 85人死亡、2人救助 胴体着陸後炎上

ソウル=貝瀬秋彦

【動画】韓国の務安国際空港で旅客機が着陸に失敗し、炎上した=ロイター/LEE GUEN-YOUNG提供

韓国・全羅南道の務安空港で2024年12月29日、着陸に失敗した旅客機。聯合ニュース提供=ロイター

韓国南西部・全羅南道の務安(ムアン)国際空港で29日午前9時すぎ、済州航空の旅客機が着陸に失敗して炎上した。消防当局は午後1時前に会見し、これまでに乗客・乗員181人のうち85人が死亡、2人を救助したと明らかにした。死傷者の数は増える可能性がある。旅客機はバンコクから務安空港に向かっていたという。

済州航空によると、乗客は175人で、そのうち韓国人が173人、タイ人が2人だという。在韓国日本大使館は、日本人が搭乗していたという情報はないとしている。

聯合ニュースによると、旅客機は滑走路に胴体着陸をした後、滑走路の外壁に衝突して火災が発生した。同機はその前にいったん着陸を試みたものの、正常な着陸ができず、再び上昇して2度目の着陸を試みた際に事故が起きたという。

消防当局は原因として鳥が衝突する「バードストライクなどが推定される」としているが、詳しい原因は今後の調査によるとした。

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貝瀬秋彦

ソウル支局長

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専門・関心分野

朝鮮半島、東南アジア、核問題、人権問題

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