9日午前、JR千葉駅近くにある解体工事中のビルで天井が崩れてがれきが落下し、作業をしていた3人が巻き込まれ、このうち2人が死亡しました。 9日午前10時ごろ、千葉市中央区富士見で、解体工事が行われていたビルの1階の天井が崩れてがれきが落下し、下に止めたトラックで作業をしていた3人が巻き込まれました。 警察によりますと、荷台にいた70代の男性と運転席にいた50代の男性ががれきの下敷きになり、70代の男性はすぐに救助されて病院に運ばれましたが、およそ4時間後に死亡しました。 また、50代の男性はおよそ5時間半後に救助されましたが、その場で死亡が確認されました。 このほか荷台にいた30代の男性が首に軽いけがをしました。 現場は、JR千葉駅から東に200メートほどの所にある市の文化施設だった建物で、民間企業に売却されて解体工事が行われていました。 警察によりますと、当時現場では建物の3階部分の解体が行われていて、取り外した鉄骨を2階に置いたところ、重みで床が抜け、1階の天井が崩れ落ちたとみられるということです。 警察は、関係者から当時の作業の様子について話を聴くなどして、事故の原因を調べています。