【巨人】 「オーストラリアにきてプラスでしかなかった」京本真が7回2失点9K…WL35イニングで43奪三振 – スポーツ報知

オーストラリア・ウィンターリーグ(WL)のアデレード・ジャイアンツに派遣されている巨人の京本真投手が21日、シドニー・ブルーソックス戦に先発し、7回6安打2失点、9奪三振と力投した。

ボークなどが絡み3回までに2点を失ったが、修正。189センチの長身から繰り出す直球に変化球を交えて、打者を料理した。7回まで投げ、9奪三振。同リーグ最後と見込まれる登板を終えた右腕は「初回に先制点を取られたことが反省。それがチームの敗因になった」と投球を振り返り、「オーストラリアにきてプラスでしかなかった。自分の野球人生にとってすごくプラス、すごくいい経験という言葉では表現できないくらい、すごくいい経験をさせてもらった」と声を大にした。

3年目の今季は支配下登録され、1軍では4試合にリリーフ登板して防御率3・60だった。11月からはオーストラリア・WLに参戦し、先発で調整。35イニングを投げて、43奪三振と圧巻の投球を示した。「相手もメジャーリーガーとかもいるなかで先発としてやれて自信になったのが一番。長い回を投げさせてもらって三振を取りたい場面とか、チームに勢いをもたらしたい場面とかを一個一個自分の中で読み取りながら投げられたのは良かった」と手応えを明かす。

異国での1か月は貴重な財産になる。「結果どうこうよりもアデレードジャイアンツの選手、監督、スタッフに出会えたことが一番の収穫です」と充実の表情を浮かべ、「巨人から一緒に来てくれたトレーナーの藤木さん、通訳の前田さん、アナリストの木村さんのおかげですごくいい時間になった。感謝したい」と頭を下げた。

4年目の来季は先発ローテの座を奪いにいく。「日本でも今の状態をより良くしていって、来年は先発ローテで回れるようにやっていきたい」と誓った京本。武者修行での経験を飛躍につなげる。

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