再浮上した“韓国の至宝”のド軍入り テオ交渉が難航で…米記者力説「最も魅力的な補強」

T・ヘルナンデスと金額面で隔たり…代役候補に鈴木誠也も

テオスカー・ヘルナンデス外野手に代わり、“韓国の至宝”に白羽の矢が立つかもしれない。米メディア「ジ・アスレチック」の敏腕記者ケン・ローゼンタール氏は21日(日本時間22日)、パドレスからFAとなっているキム・ハソン(金河成)内野手が、ドジャースの「最も魅力的な補強となる可能性がある」と分析した。

「ドジャース、フリーエージェントのテオスカー・ヘルナンデス以外の右打ち打者の選択肢を模索」と題した記事を寄稿し、ローゼンタール氏はドジャースの今後の補強戦線を考察している。チームは主砲のT・ヘルナンデスがFAとなり、相思相愛の関係だと言われいたが、年末になっても明確な進展は見られていない。

記事では「ヘルナンデスは、交渉に詳しい人物によると、3年契約で6600万ドル(約103億2600万円)から7200万ドル(約112億6500万円)を求めている、ということだ。契約期間は双方で問題になっていないようだ。問題は金額だ」とした。そして、「ドジャースはいくつかの魅力的な右打者の代替案を検討しいる」と、“バックアップ・プラン”を検討中という。その1人として、キムが候補に上がっているという。

いわく、「ドジャースはムーキー・ベッツを遊撃に戻す予定であるため、外野のニーズは内野よりも大きくなっている。しかし、キムは、右肩の手術から回復すれば、ミドル・インフィールダーのポジションを埋めることができる才能ある野手だ」と同氏。さらに「ドジャースはキムが準備ができるまで、遊撃にベッツ、二塁にトミー・エドマンかギャビン・ラックスを起用することができる。また、ラックスをトレードする可能性もある」と、加入次第で内野のシャッフルが起こる可能性もあげた。

29歳のキムは2020年オフに4年2800万ドル(約43億円)でパドレス入り。パンチ力と好守が武器で、2023年はユーティリティ部門でゴールドグラブを受賞した。今季は8月に右肩を負傷し、121試合出場で打率.233、11本塁打、47打点、22盗塁。ポストシーズンの出場も叶わなかったが、今季の早期復帰を目指しているという。

また、ローゼンタール氏はキム以外の右打者の候補に、カブスの鈴木誠也外野手、ホワイトソックスのルイス・ロバートJr.外野手、トレードでの他の選手を獲得することが含まれているとした。果たして、ドジャースは今後どんな補強を施すのか。目が離せない。

(Full-Count編集部)

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