展望台から見た2024年の初日の出の様子。
画像:TOKYO-SKYTREE
2025年1月1日。元旦の朝に期待したい「初日の出」。
民間気象会社のウェザーニューズによると、2025年の元旦は西高東低の冬型の気圧配置となり、関東から西の太平洋側では晴れる所が多く、初日の出が見られるところが多いといいます。
2025年初日の出マップ(12月26日発表)。
画像:ウェザーニューズ
2025年1月1日の東京都の初日の出の時刻は6時51分だ。
標高3776メートル、国内で一番標高が高い富士山頂からの初日の出は6時42分。なお、富士山のふもとから見える、「ダイヤモンド富士」(山頂付近に太陽が昇る様子)のタイミングは、例年午前8時ごろだ。
北海道、本州、四国、九州の平地で、最も早く初日の出を拝めるのは千葉県銚子市の犬吠埼で、時刻は6時46分。「人が住める場所」で最も早く初日の出を見られるのは、小笠原諸島の母島で6時20分だ。
なお、「人が住んでいない場所」も含めると、日本国内で一番早く初日の出を見れるのは南鳥島。日が昇る時刻は5時27分で、東京と比べると1時間以上早い。
逆に最も初日の出の時刻が遅いのは、最西端に位置する沖縄県与那国島だ。初日の出の予想時刻は、7時32分になる。東京からは約40分遅れだ。
初日の出の情報は、毎年、国立天文台が発表している。以下、国立天文台の発表から全国47都道府県の主要都市における初日の出の時刻をまとめた。
全国の初日の出の時刻。札幌から千葉まで。
画像:国立天文台の情報をもとに編集部で作成。
全国の初日の出の時刻。東京から津まで。
画像:国立天文台の情報をもとに編集部で作成。
全国の初日の出の時刻。大津から徳島まで。
画像:国立天文台の情報をもとに編集部で作成。
全国の初日の出の時刻。高松から那覇まで。
画像:国立天文台の情報をもとに編集部で作成。
展望台入場券は約4万円のプレミアムチケットに
2024年の東京スカイツリーの特別営業の様子。
画像:TOKYO-SKYTREE
初日の出に合わせて、観光地や航空会社などでは特別イベントも開催している。
東京タワーでは6時48分、東京スカイツリーでは6時46分と、平地よりも早く初日の出を見ることができる。それぞれ、初日の出に合わせて特別営業を実施している。
東京スカイツリーは特別入場券の販売価格が9000円(税込)、東京タワーに至っては16名限定のトップデッキ(250メートル)への入場券で3万8000円(同)と、かなり高額ではあるが、12月中旬段階で軒並み完売していた。
日本航空(JAL)や全日本空輸(ANA)といった航空会社では、初日の出フライトを運行する。JALは羽田空港、成田空港、中部国際空港セントレア発着便を。ANAは羽田空港、成田空港を発着便を各1便ずつ計画している。
チケット価格は窓側、通路側など座席のクラスによって異なる。羽田発、JAL便の窓側席ファーストクラスだと、2名2席で20万8000円(一人あたり10万4000円)。同ANA便のプレミアムクラスだと、一人9万5000円だった。
両社の公式サイトを見ると、すでに申込みは終了している。
ANAの広報によると初日の出フライトは例年人気で、客席のクラスによって応募数は異なるものの、先行販売したANAマイレージクラブ会員向けのチケットには約1000件の応募があったという。平均抽選倍率は約5倍だった。
ANAの羽田発の便だと6時45分ごろ、成田発の便だと6時31分ごろにそれぞれ日の出を拝むことができるという。
元旦朝の天気情報を更新しました。 2024年12月31日 14:10