「火が飛んでくるようだった」 自宅内に火の粉 住宅街は焼け野原に

有料記事

カリフォルニア州アルタデナ=五十嵐大介

【動画】カリフォルニア州アルタデナで広範囲にわたって焼けた住宅地=五十嵐大介撮影

広い範囲にわたって焼けた住宅地。周囲は煙に覆われ、太陽がぼんやりと見えた=2025年1月9日、カリフォルニア州アルタデナ、五十嵐大介撮影

米ロサンゼルス近郊の大規模の山火事で、甚大な被害が出たロス北部のアルタデナに朝日新聞の記者が入った。丘にある住宅地は、広大な範囲にわたり家が焼け落ちていた。

9日昼ごろ、現地に着くと、ものが焼けた強いにおいが鼻をついた。ところどころでオレンジの火や煙がくすぶっており、焼けた車のフロントガラスはアメのように溶けていた。山火事の猛烈な熱を感じさせる。記者は現場を1キロ以上歩いたが、焼失した住宅地ははるか奥にまで広がっていた。

「オー・マイ・ゴッド」。人気のない通りでは、数人の女性がスマートフォンで周囲を映しながら、声を震わせて涙を浮かべていた。山火事が襲ったのは約30時間前。避難後に初めて戻った人たちが、焼け落ちた自宅を前にぼうぜんとしている姿があちこちで見られた。

「あんな山の高い所の火事が…

この記事は有料記事です。残り441文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

今すぐ登録(初トクキャンペーン中)ログインする

【初トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

この記事を書いた人

五十嵐大介

サンフランシスコ支局長兼編集委員

フォロー

専門・関心分野

テクノロジー、経済、グローバリゼーション

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *